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2011年05月25日

私にもiPhoneはつかえるんでしょうか?(盲ろう者からの問い合わせ)

更新が一か月空いてしまいました。久々にBlogを書いています。
「第2回だれもが使えるウェブコンクール」も、無事5月17日に表彰式が終えました。
応援いただいた方々、ありがとうございました!また、受賞なさった方がた、おめでとうございます。
今期は、「アクセシブルデザイン賞」という賞も新設いたしました。なぜかといいますと、結局、ウェブコンテンツが使えても、それを使う機器類がアクセシブルでないと結局、利用者は使えにわけですよね。そんな話をしてる中で、じゃあ、今期が製品のアクセシブルを推奨する賞も初めてみよう!ということになり、スタートさせました。
受賞の詳しい情報は、以下のページをご覧ください。
http://daremoga.jp/ceremony/award.html

だれもがアクセス可能な機器・・
ちょうど、耳にも目にも障害のある方(盲ろう者)から、当会が以前にUSTTRAMで配信した、「見えない、見えにくい人にもiPhone、iPadは使えるの?」という番組を知って問い合わせをしますという問い合わせのメールが届きました。
(※許可を得ましたので、その内容を書かせていただきます。)

----以下、盲ろうのSさんからの問い合わせメールの内容----

私は○○市に住む盲ろう者のSと申します。まだ多少聴力も残ってはいますが、やはり触覚による点字への期待が大きいのです。

 過日、貴社による「見えない・見えにくい人にも"iPhone" や "iPad" は使えるの?」というストリーミングが配信されたとお聞きしております。残念ながら私自身は聴視する点字ことはできなかったのですが、非常に関心があるテーマでした。

 地方ではなかなか情報が得にくいiPad。その上、点字とか、音声読み上げとか特殊な使い方でもあり十分な情報を持ち合わせておられる方がおられません。インターネット以外は情報を得ることができかねております。

  iPadはその器機一台でも、かなりの障がい者が使いうるという、まさにユニバーサルデザインのコンセプトに基づいた製品ではと感心いたしております。また、点字化される書籍の少ない中で、電子書籍がiPadを介して点字表示されればと、考えてもいるのです。

 iPadのアクセシビリティに関するページを見ると、ワイヤレスブライユ点字iPadは、 Bluetoothワイヤレステクノロジーを採用した再生可能なブライユ点字ディスプレイに対応しています。これを使って、VoiceOverの読み上げを縮約形および縮約形でないブライユで読むことができます。さらに、VoiceOverがオンの状態にある時は、入力キーやその他のコントロールを備えたブライユ点字ディスプレイでiPadをナビゲートできます。

サポートしているブライユ点字ディスプレイのリストを見る(英語)
 ※ なお、アクセシビリティに関するコメントの中にはVoiceOverも日本語に対応している記載もあります。

 しかし、ある情報ではVoiceOverは日本語には対応していないので、点字化はできないといわれますし、一方では点字ディスプレイメーカーが対応しているかどうかはこちらではわかりかねます、などとも耳にします。

 そこで、どちらが真実であり、どこまで日本語に対応しているのか、ぜひ知りたいと思っております。 お教えいただければ幸いです。

-------お問い合わせ内容は、ここまで-----

とうことで、正確な回答をしなくてはいけないと思いまして、早速、お世話になっています、ソフトバンクモバイルのCSRの部署の方へ、問い合わせをいたしました。

以下のような回答が返ってきました。

---------以下、回答-----------

・VoiceOverは日本語に対応しています.
・ただし,VoiceOver で読み上げられる範囲は,アプリケーションに依存しています.
・iPadはBluetoothで点字ディスプレイ入出力に対応しているものの現在のところ英語のみの対応です.

以上を踏まえまして,

>  地方ではなかなか情報が得にくいiPad。その上、点字とか、音声読み上げとか特殊な使い方でもあり十分な情報を持ち合わせておられる方がおられません。インターネット以外は情報を得ることができかねております。

インターネットブラウザのsafari,および電子書籍アプリiBooksに関しては,VoiceOverが対応しているため,読み上げさせることは可能です。ただし,iBooksで読み上げさせる場合,電子書籍コンテンツがePubという形式に対応していないといけないため,現在の所,例えば青空文庫(著作権の切れた本のネット図書館)などを読まれる場合にはhttp://wook.jp/maintenance/maintenance.html
のような青空文庫をePub形式で配信しているサイトを利用するか,
青空文庫のデータをソフトを使って,ePub形式に変換する手続きが発生します。


なお,ニュースサイトを音声で読まれるという場合には,DtalkerRSSというRSS読み上げアプリ(600円)があります。

> iPadはその器機一台でも、かなりの障がい者が使いうるという、まさにユニバーサルデザインのコンセプトに基づいた製品ではと感心いたしております。また、点字化される書籍の少ない中で、電子書籍がiPadを介して点字表示されればと、考えてもいるのです。

点字については,日本語では使えないというのが現状です。もちろん将来的には分かりませんが..

-------回答、ここまで------

とうことで、やはりまだ点字は「日本語」では難しいのですね。

国内には、盲ろう者の方は約22,000人程度
(※社会福祉法人全国盲ろう者協会サイト参照:http://www.jdba.or.jp/research/research_prefecture.htm#d003
いるといわれています。光も音も入ってこない不自由な方々にとって、インターネットを使える機器は、本当に闇から救ってくれるツールとなる可能の高いものです。

いつでもどこでも使えるスマートフォンで点字(日本語対応)が使えるものが、開発されるとよいですね。



posted by npoharmonyi at 00:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクセシビリティ全般
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